マツダ デミオ アクセラ プレマシー オルタネーター P301-18-300 A2TX2291
本日は、マツダのエンジンSKYACTIV P3VPSに使われているオルタネーターの分解・修理をご紹介したいと思います。
マツダ デミオ アクセラ プレマシー
メーカー:三菱電機
純正品番:P301-18-300
品番:A002TX2291
出力:12V150A
このオルタネーターは三菱電機の製品です。
三菱電機の「9G」というタイプのオルタネーターです。非常に発電効率の優れた構造となっています。
また、レギュレーターではなくパワトラが内蔵されています。
それでは修理していきたいと思います。


まずはテスターでチャージテストを行います。


チャージランプはECU経由で制御されているため点検できませんが、チャージはしっかりしています。
異音も特にありません。
とりあえず分解してみましょう。

赤印部分のスルーボルトを外します。

次はフロントとリヤに分解します。

リヤ側の中身を覗いてみると・・・

ブラシほとんど減っていない!!
チャージはしていたし、異音なども見つからない。
となると、先程確認できなかったチャージランプ関係か?
こうなると残念ながら特定が難しいです(汗)
オルタネーターは実際故障していなかったという場合も有ります。
とりあえずは、可能性があるのはパワトラの故障しか考えられないのでパワトラ交換になります。
リアを分解していきましょう。

赤印のボルトを外すとステーターコイルが外れます。


青がパワトラ 赤がレクチファイヤ(ダイオード)です。


赤印のB端子を外します。ここを先に外しておかないとレクチファイヤと繋がっているので外せません。
割れやすいので注意です。
先程紹介したパワトラとレクチファイヤを外します。



ブラシ何回も言いますがほぼ満タンに近いです。
これでリヤの分解は完了です。
続きましてフロント側を分解します。


赤印のナットを外します。

ローターコイルとフロントブラケットです。


ベアリングを外します。これでフロント側は完了です。
とりあえず以上で分解は終了です。
ここからは洗浄及び組み立てまでの準備になります。
ブラケット・ステーターコイル・ローターコイル・その他部品を洗浄します。
とりあえずステーターコイルの処理です。

洗浄が終わると乾燥庫へ入れてしっかり乾燥させます。(設定温度は100度にしています)
ブラケットの工程です。

元々の状態

洗浄終了後
まだまだ汚れていますね。



サンドブラスト処理後
しっかり綺麗になりました。
おおよそサンドブラストだけで2,30分掛かります。
お次はステーターコイルの準備です。

元々の状態です。

サンドブラストにて表面の塗装を剥がします。
塗装綺麗に乗せるためです。

乾燥庫で温めていた状態から塗装します。

わかりにくいかもしれませんが錆止め塗装します。

ゆっくり塗装していきます。少し写真がブレていますね・・・

再度乾燥庫でしっかり乾燥させます。
再度塗装して乾燥庫に入れたら完成です。

ステーターコイル完成です!
お次はローターコイルです。

ローターコイル
コンミテーター部を研磨します。

研磨前

研磨後


コイルテスターで検査して完成です。
とりあえず本日は以上です。
部品を注文しているので部品が届き次第仕上げたいと思います。
注文している部品は
プーリー
ベアリングフロント
ベアリングリヤ
パワトラ
マツダ デミオ アクセラ プレマシー
メーカー:三菱電機
純正品番:P301-18-300
品番:A002TX2291
出力:12V150A
このオルタネーターは三菱電機の製品です。
三菱電機の「9G」というタイプのオルタネーターです。非常に発電効率の優れた構造となっています。
また、レギュレーターではなくパワトラが内蔵されています。
それでは修理していきたいと思います。


まずはテスターでチャージテストを行います。


チャージランプはECU経由で制御されているため点検できませんが、チャージはしっかりしています。
異音も特にありません。
とりあえず分解してみましょう。

赤印部分のスルーボルトを外します。

次はフロントとリヤに分解します。

リヤ側の中身を覗いてみると・・・

ブラシほとんど減っていない!!
チャージはしていたし、異音なども見つからない。
となると、先程確認できなかったチャージランプ関係か?
こうなると残念ながら特定が難しいです(汗)
オルタネーターは実際故障していなかったという場合も有ります。
とりあえずは、可能性があるのはパワトラの故障しか考えられないのでパワトラ交換になります。
リアを分解していきましょう。

赤印のボルトを外すとステーターコイルが外れます。


青がパワトラ 赤がレクチファイヤ(ダイオード)です。


赤印のB端子を外します。ここを先に外しておかないとレクチファイヤと繋がっているので外せません。
割れやすいので注意です。
先程紹介したパワトラとレクチファイヤを外します。



ブラシ何回も言いますがほぼ満タンに近いです。
これでリヤの分解は完了です。
続きましてフロント側を分解します。


赤印のナットを外します。

ローターコイルとフロントブラケットです。


ベアリングを外します。これでフロント側は完了です。
とりあえず以上で分解は終了です。
ここからは洗浄及び組み立てまでの準備になります。
ブラケット・ステーターコイル・ローターコイル・その他部品を洗浄します。
とりあえずステーターコイルの処理です。

洗浄が終わると乾燥庫へ入れてしっかり乾燥させます。(設定温度は100度にしています)
ブラケットの工程です。

元々の状態

洗浄終了後
まだまだ汚れていますね。



サンドブラスト処理後
しっかり綺麗になりました。
おおよそサンドブラストだけで2,30分掛かります。
お次はステーターコイルの準備です。

元々の状態です。

サンドブラストにて表面の塗装を剥がします。
塗装綺麗に乗せるためです。

乾燥庫で温めていた状態から塗装します。

わかりにくいかもしれませんが錆止め塗装します。

ゆっくり塗装していきます。少し写真がブレていますね・・・

再度乾燥庫でしっかり乾燥させます。
再度塗装して乾燥庫に入れたら完成です。

ステーターコイル完成です!
お次はローターコイルです。

ローターコイル
コンミテーター部を研磨します。

研磨前

研磨後


コイルテスターで検査して完成です。
とりあえず本日は以上です。
部品を注文しているので部品が届き次第仕上げたいと思います。
注文している部品は
プーリー
ベアリングフロント
ベアリングリヤ
パワトラ