デュトロ用 セルモーター 0365-502-0029「28100-78113」クレームが来ました
こんばんは。
太田美品通商㈱の太田です。
本日も残念ながらクレームが来ましたので対応しました。
ぶっちゃけこのセルモーターは、経験が無い方が作業されると大抵失敗します。
弊社の商品は修理連絡票を一緒にお付けしてしています。
製品を点検していく過程に点検する項目を記入してもらうのですが、書いてもらう理由として3つ理由があります。
① きちんと原因追求の上修理を行っているのか
② 不適切な修理をしている場合の注意喚起
③ クレーム時にスムーズに調査を行うため
信じられない話ですが、作業者が原因を追求せずに交換だけを行っていたり、距離数を控えていなかったり、
下手すると修理内容すら控えていない事が多いです。
要するに修理連絡票を書くことが出来ない作業者は、修理をしているのではなく交換のみをしている作業者です。
弊社にクレームの連絡をしてくるお客様の8割は修理連絡票が未記入の方です。
今日ご連絡いただいたお客様は、自動車部品商の方です。
転売された先のお客様は前回修理連絡票が未記入のお客様でした。
「セルモーターが悪いから代品を出してくれ」
ぶっちゃけここで何故弊社の商品が悪いと決めつけれるかが全く理解できませんが、言われたように代品を出しました。
夕方には、調査品が返ってきました。

袋に入っていましたが焦げ臭かったので嫌な予感はしました。
ちなみに、クレーム調査依頼が未記入で空白でした。あれだけ記入をお願いしたにも関わらず未記入です。真っ白です。
メーカーであればこんな場合クレームなんて受け付けてくれません。
何が、どう悪いのか、頻度はどうなのか、どのような点検をしたのか、距離はどうなのか、全くわかりません。
これで何を見ろというのでしょうか?
まぁそれはさておき、とりあえずベンチテストを行ったら、「ウィーン、カチャ」お亡くなりになりました。
「オーバーランか…」
※オーバーランとは、セルモーターが電気やギヤによって強制的に廻され、セルモーターが焼損する事
とりあえずリアブラケットを外したらわかるので外してみます。

ブラシが無くなっています。
典型的なオーバーランです。
とりあえず全部分解してみます。

ブラシホルダーを外しました。ブラシ無くなってます。

全分解

アマチュアコイル
赤丸部分は高熱によりニスが剥がれているのがわかります。
高熱になるということは電気が長時間流れない限り起こりえません。

ピニオンギア
この商品はよくリングギア不良でつき廻りによるオーバーランも発生しますが、今回のは特に異常有りません。
どこからどう見てもオーバーランですね(汗)
このままでは症状が再発するので、部品商様へその旨をお伝えしたところ
「電装店と整備屋が診断したら、電気系は異常が無い」
「オーバーランはしていない」
と言っているそうです。
いやいやいや(笑)
おもいっきりオーバーランしてるじゃないですか!?
電装店と整備屋が揃って点検してオーバーランがわからないとは正直びっくりしました。
部品商様も揃って
「自分はプロではないから説明されてもわからん」
いやいやそれは違うでしょって話です。
その商品を販売しているのであれば、
「販売している以上プロである」
当たり前の話です。
購入するお客様も素人から買いたい訳じゃありません。
念のために車輌側の再点検をお勧めしましたが
「車輌側に原因があるならば必ず再発するはず、再発しなければ製品が悪いということになる。整備屋も問題ないと言っているからそのままにする。再発しなければどうしてくれる?」
と返されました。
唖然としました。もしトラブルがあれば困るのはドライバー様であり、点検するべきとお伝えしましたが聞き入れられませんでした。
弊社の商品を信用していないのであれば、なぜ弊社の商品を購入したのでしょうか?
はっきり言って弊社はこういう部品商様への販売は極力避ける様にしています。
皆様も部品をご注文する際は、「プロ」にお願いする事をお勧め致します。
まぁちょっと愚痴っぽくなりましたが、こういう業者様もいるのだなということがわかってもらえると嬉しいです。
太田美品通商㈱の太田です。
本日も残念ながらクレームが来ましたので対応しました。
ぶっちゃけこのセルモーターは、経験が無い方が作業されると大抵失敗します。
弊社の商品は修理連絡票を一緒にお付けしてしています。
製品を点検していく過程に点検する項目を記入してもらうのですが、書いてもらう理由として3つ理由があります。
① きちんと原因追求の上修理を行っているのか
② 不適切な修理をしている場合の注意喚起
③ クレーム時にスムーズに調査を行うため
信じられない話ですが、作業者が原因を追求せずに交換だけを行っていたり、距離数を控えていなかったり、
下手すると修理内容すら控えていない事が多いです。
要するに修理連絡票を書くことが出来ない作業者は、修理をしているのではなく交換のみをしている作業者です。
弊社にクレームの連絡をしてくるお客様の8割は修理連絡票が未記入の方です。
今日ご連絡いただいたお客様は、自動車部品商の方です。
転売された先のお客様は前回修理連絡票が未記入のお客様でした。
「セルモーターが悪いから代品を出してくれ」
ぶっちゃけここで何故弊社の商品が悪いと決めつけれるかが全く理解できませんが、言われたように代品を出しました。
夕方には、調査品が返ってきました。

袋に入っていましたが焦げ臭かったので嫌な予感はしました。
ちなみに、クレーム調査依頼が未記入で空白でした。あれだけ記入をお願いしたにも関わらず未記入です。真っ白です。
メーカーであればこんな場合クレームなんて受け付けてくれません。
何が、どう悪いのか、頻度はどうなのか、どのような点検をしたのか、距離はどうなのか、全くわかりません。
これで何を見ろというのでしょうか?
まぁそれはさておき、とりあえずベンチテストを行ったら、「ウィーン、カチャ」お亡くなりになりました。
「オーバーランか…」
※オーバーランとは、セルモーターが電気やギヤによって強制的に廻され、セルモーターが焼損する事
とりあえずリアブラケットを外したらわかるので外してみます。

ブラシが無くなっています。
典型的なオーバーランです。
とりあえず全部分解してみます。

ブラシホルダーを外しました。ブラシ無くなってます。

全分解

アマチュアコイル
赤丸部分は高熱によりニスが剥がれているのがわかります。
高熱になるということは電気が長時間流れない限り起こりえません。

ピニオンギア
この商品はよくリングギア不良でつき廻りによるオーバーランも発生しますが、今回のは特に異常有りません。
どこからどう見てもオーバーランですね(汗)
このままでは症状が再発するので、部品商様へその旨をお伝えしたところ
「電装店と整備屋が診断したら、電気系は異常が無い」
「オーバーランはしていない」
と言っているそうです。
いやいやいや(笑)
おもいっきりオーバーランしてるじゃないですか!?
電装店と整備屋が揃って点検してオーバーランがわからないとは正直びっくりしました。
部品商様も揃って
「自分はプロではないから説明されてもわからん」
いやいやそれは違うでしょって話です。
その商品を販売しているのであれば、
「販売している以上プロである」
当たり前の話です。
購入するお客様も素人から買いたい訳じゃありません。
念のために車輌側の再点検をお勧めしましたが
「車輌側に原因があるならば必ず再発するはず、再発しなければ製品が悪いということになる。整備屋も問題ないと言っているからそのままにする。再発しなければどうしてくれる?」
と返されました。
唖然としました。もしトラブルがあれば困るのはドライバー様であり、点検するべきとお伝えしましたが聞き入れられませんでした。
弊社の商品を信用していないのであれば、なぜ弊社の商品を購入したのでしょうか?
はっきり言って弊社はこういう部品商様への販売は極力避ける様にしています。
皆様も部品をご注文する際は、「プロ」にお願いする事をお勧め致します。
まぁちょっと愚痴っぽくなりましたが、こういう業者様もいるのだなということがわかってもらえると嬉しいです。