スズキ キャリィ ジムニー エブリィ
三菱品番:A1TA4391 A1TA4319A A1TA4319B
スズキ品番:31400-76J10 31400-76J11 31400-76J12
出力:12V60A
組み立て工程

①フロントブラケット・・・洗浄及びサンドブラストにて処理済み
②リヤブラケット・・・洗浄及びサンドブラストにて処理済み
③B端子コネクター
④ステーターコイル・・・洗浄し、絶縁ニスにて処理済み(コイルテスターにて合格済み)
⑤ローターコイル・・・後ほどご紹介します
⑥フロントベアリング・・・純正新品にて交換
⑦リヤベアリング・・・純正新品にて交換
⑧ICレギュレーター・・・純正新品にて交換
⑨レクチファイヤ(ダイオード)・・・ダイオードテスターにてテスト合格しています

ICレギュレーター新旧です。
ここは絶対に交換しないといけません。
格安リビルト品は、ブラシのみ交換している場合が多いです。

リヤブラケット・レクチファイヤ(ダイオード)・ICレギュレーター・B端子コネクターを装着します。

レクチファイヤとICレギュレーターはすず100%ハンダ付けします。

B端子を装着します。

ステーターコイル・リヤブラケット

先程同様、ステーターコイルをハンダ付けします。

以上でリヤ側完成です。

フロントブラケット・ベアリング

ベアリングを挿入します。

ネジ山が潰れていないか確認します。(よく潰れている事がある為)


ローターコイルをコイルテスターにてテストする。

ローターコイル・ベアリング

ローターコイルにベアリングを挿入します。

フロントブラケット・ローターコイル

フロントブラケットにローターコイルを組み付けます。

プーリー(本来メッキですが、メーカーより供給が無い為黒塗りにしました)

プーリーを装着します。

フロント側・リヤ側を合体させると組み立ては完成です。


テスターでテストを行います。
無事合格しました。


テストレポートを添えて、ラベルを貼って完成です。
今回交換部品は
ICレギュレーター ¥12,000
ベアリングフロント ¥740
ベアリングリヤ ¥870
合計¥13,610
スズキ ジムニー
マツダ AZオフロード
三菱品番:A7TA2191/A7TA2191A/A7TA2191B
スズキ品番:31400-81A10/31400-81A11/31400-81A12
マツダ:1A06-18-300
12V55A
本日はこのオルタネーターの組み立てをご紹介します。


ICレギュレーター ※この部品は絶対に交換しないとダメです

リヤブラケット・ICレギュレーター・レクチファイヤ(ダイオード)・B端子

ICレギュレーターとレクチファイヤはハンダ付けします

B端子装着です

ステーターコイルとリヤブラケットを組み付けます。

ステーターコイルはハンダ付けします。ハンダはすず100%を使用しています。

これでリヤ側完成です。

フロントブラケット・ベアリング

ベアリングを挿入します。

ローターコイル

コンミテーターにカーボンが付着しています。

研磨し表面を整えます。

コイルテスターにてテストします。電気を流して波形を確認します。

ローターコイル・ベアリング

ローターコイルにベアリングを挿入します。

フロントブラケットのネジ山が潰れていないか確認します。結構ネジ山潰れているという事があります。

ローターコイルとフロントブラケットを組み付けます。

プーリーを装着します。

フロント側完成です。

フロントとリヤを組み付けます。

これで組み立ては完成です。


テスターでテストします。無事合格です。


テストレポートを製品に添えてラベルを貼り付けて完成です。
今回交換部品は
ICレギュレーター ¥12,000
ベアリングフロント ¥740
ベアリングリヤ ¥870
合計¥13,610
交換必須部品のみでもここまで掛かります。
スズキ
キャリィ ジムニー
マツダ
AZ スクラム
A1TA3991→A1TA3991A→A1TA3991B
31400-76J00→31400-76J01→31400-76J02
このオルタネーターは、2回マイナーチェンジされています。
レギュレーターとベアリングが変更されたようです。
それでは、本日はこのオルタネーターを修理したいと思います。


まずはテストから行います。


オルタネーター自体は正常に機能しています。
実際修理を行う場合は何が原因で故障したのかきちんと把握した上で修理を行う事が大切です。
今回の場合異音もなく全く異常は見られませんでした。
それでは分解していきましょう。


分解してみましたが、故障の原因はなさそうでした。
ブラシも残っている、ベアリングもしっかりしている。
これは、恐らくですが、発電不良の故障原因がわからずとりあえず交換したパターンかな?と思います。
とりあえず部品を洗浄しきれいに仕上げます。


ICレギュレーター ブラシはそこそこ残っています
ICレギュレーターは、オルタネーターの頭脳的な役割をしています。
ICレギュレーターは絶対に交換が必要です。
格安リビルトなどはICレギュレーターのブラシのみ交換している事が多いので注意が必要です。

フロントベアリング

リヤベアリング
これから組み立て工程に入らせていただきます。
リヤ側より組み立ていきます。

リヤブラケットとICレギュレーター・レクチファイヤ(ダイオード)を組み付けます。

ICレギュレーターとレクチファイヤはハンダ付けします。スズ100%のハンダを使用しています(三菱指定)

B端子を取り付けます。


ステーターは前日より絶縁ニスにて処理しています。これによりより確実な絶縁が可能になります。


ステーターを取り付けします。ここもハンダを使用しています。
以上でリヤ側は完成です。
つづきましてフロント側になります。

フロントブラケットにベアリングを挿入します。

ローターコイルのコンミテーターにカーボンが付着しているので研磨します。

きれいになりました。
コイルテスターにてコイルに異常がないか確認します。


異常ありませんでした。
次にベアリングを挿入します。


ベアリング挿入完了です。

フロントブラケットとローターコイル、プーリーを取り付けます。

フロント側とリヤ側を合体させます。

あとは、テストするだけです。

無事合格しました。


製品にテスト結果を添えて、、、

ラベルを貼って完成です!
今回交換部品は
ICレギュレーター ¥12,000
ベアリングフロント ¥740
ベアリングリヤ ¥870
合計¥13,610
AZ JM23W K6A
キャリィ DA63T K6A
ジムニー JB23W K6A
スクラム DG63T K6A
AKC200A277
ふそう キャンター
エアコンコンプレッサー
コンプレッサー不良ということで連絡をいただきました。
とりあえず見てみないとわからないという事でコンプレッサーを送っていただきました。


わかりにくいとは思いますがラベルが縮んでいます。
これは何らかの負荷が掛かることにより高温になったことを示します。
おそらくコイルもその原因で焼けてしまったんだと推測されます。

原因はこの真っ黒なオイルですね。
ここまで汚れていると重症です。
このオイルがエアコンサイクルを通る事によりサイクル不良を引き起こし、高圧異常を引き起こしたと考えられます。
通常オイルは真っ黒にはなりません。なにかしら原因が有ります。
その原因を追求し、取り除かなければ再発します。
また、このオイルはきっちり全て取り除く必要があります。
また、前回交換時はコンプレッサーのみしか交換していないらしく、コンプレッサー故障の原因も追求していなかったそうです。
原因を追求すると言っても実際問題難しいです。
ですので基本的にはエアコンサイクル全交換(ホースは洗浄)をオススメしています。
そうしないと、運が良ければ再発しませんが、運が悪いと再度コンプレッサーを購入していただかないといけなくなり、不要な費用
が発生してしまいます。
車の部品は消耗品です。必ず使い続けると故障します。
一時の修理費をケチる事で後々多大な事故を起こしてしまう可能性が高いです。
しっかり確かに修理費が高いと、ユーザー様には言いにくいです。
が、言いにくい事でもしっかり伝え、最善の修理をするのが本当のプロの仕事だと私は思います。
結局クレームは認められず(エアコンサイクルの不良によってコンプレッサーが潰されたので)余計な1台分を再度購入してもらいました。
いすゞ フォワード用 オルタネーター
8-98013-455-2
0-35000-4918
日興電機
24V50A
今回は組み立てからになります。

リヤ側より組み立てます。

いすゞ系のオルタネーターは、フィールドコイルがよく切れます。
なので100%交換になります。



ダイオードとICレギュレーターを交換します。
ここは交換しないとリビルト品とは言えません。

これでリヤ側は完成です。
お次はフロント側を組み立てます。

当然のことながらベアリングは100%全交換です。


ベアリングを挿入しました。

ローターにベアリングを挿入します。


フロントブラケットにローターを装着します。

フロントブラケットにファンとプーリーを装着します。
プーリーがめっちゃ高いんですよ・・・
定価¥32,000

フロント側とリヤ側を合体させます。

黒いカバーを取り付けます。


いつものようにスルーボルトがまっすぐ入るか確認して組み立て完成です。
次は、製品テストです。


きっちり24V50Aは出力していますね。
テストは合格です。


テストレポートを添えて、ラベルを貼り付けたら完成です。
交換部品
ICレギュレーター ¥8,560
ダイオード ¥18,100
フィールドコイル ¥12,400
ベアリングフロント ¥6,190
ベアリングリヤ ¥6,070
プーリー ¥32,000
ファン ¥510
定価合計¥83,830※
基本的には全数同じ内容で修理しています。
なるべく部品を安く仕入れお買い求め易い金額でご提供する努力をしていますが、100%純正で修理していますので、日興製はどうしても値段が張りますね(汗)