ふそう キャンター用 コンプレッサー AKC200A277 社外品が返ってきた
こんにちは。
太田美品通商株式会社の太田です。
本日は、先月にコンプレッサーのコアが社外品でしたので分解しましたのでご紹介したいと思います。

27.7と記入されているので1年ちょいで壊れたんでしょうね。
まぁ状況にもよるので一概には言えませんが短いですよね。
しかし、一番ビックリしたのはこの品番です。
「AKC200A277S」
これは三菱純正リビルト品専用の品番です。
要するに使用してはいけない品番になります。
本来「MITSUBISHI」の記載もダメなのですが、あえて「MITUBISHI」にしてあることでクリアしているのでしょうか?
まぁ細かいですが、AKC200A277はMODELは「MSC90TA改」となります。表記では「MSC90TA-S」とされています。
三菱純正リビルト品はこちら


三菱純正リビルト品のラベルは緑です。
決してシルバーでは有りません。

とりあえず純正品と社外品を並べてみました。
違いは一目瞭然、配線の取り回し、温度センサーが全く違います。
それでは分解していきます。
まずはマグネットクラッチから分解します。

やはり社外品の方が作りが雑ですね(汗)
そりゃ故障するわって事です。
しかもコイルに信じられない文字が(笑)

え?12Vですか?
このコンプレッサー
24Vなんですけど(汗)
意味がわかりません
表記が適当なのかどうかわかりませんが12Vと記載されていました。


中身が全く違います。
このコンプレッサーはスクロール型のコンプレッサーなのですが、社外品のコンプレッサーは昔のSANDENタイプのスクロールを使っているみたいです。
外観だけではそこまで違いがわからないかもしれませんが、内部は全く違うコンプレッサーになっています。
しかしこれのどこが「MSC90T」モデルなのでしょうか・・・
内部も含めてのモデル型式なのですが(汗)
ある意味詐欺に近いんじゃないでしょうか?
もし、自分が乗っている車にこんな商品が装着されたら絶対イヤですけどね(汗)

シャフト
ベアリングの作りが悪いのでベアリングの球が浮いています。
ベアリングの球が浮いた事によりスムーズに廻らなくなっています。
要するにこのコンプレッサーは、シャフトのベアリングの作りが悪いので、ベアリングが破損し、
シャフトが回転できなくなった事により焼け付いたって事です。
しかし、リビルト業界の常識として、「ロック、焼け付きは保証対象外」となっています。
ですので、万が一1年未満で故障していてもノークレームという判定でメーカーは保証してくれないのです。
「製品不良なのに保証が受けられない」
これっておかしくないですか?
まぁ純正部品を使っていればやはり、ロック、焼け付きは保証対象外となるのは理解できます。
中国や台湾等の外国で製造された商品にそれを適用するのはいかがなものかと思います。
そして、大抵のお客様はこの商品が、コピー品と知らずに使ってしまっている。
また、販売する側もコピー品と説明せずに販売している業者様も多いです。
よく、ヤフオクでも「新品」と記載されていますが、純正新品の様に見せかけて社外新品(コピー品)を販売している様に思います。
このコンプレッサーにしても、おそらく吐出量や圧縮比なんてめちゃくちゃだと思います。
よく、純正新品が一番、社外新品が二番と言われますが、私個人の考え方としては、絶対にそれは間違っていると思います。
①純正新品 ②リビルト(純正パーツ使用) ③中古品 ④社外新品
この順番だと思います。
はっきり言って社外新品を付けるなら中古品の方がマシです
よく解体業者様の元に海外からのバイヤーさんが来るそうです。
海外には中国製の社外新品が腐るほどあるにも関わらず日本の中古品を買いに来るのです。
それはなぜでしょう?
答えは簡単です。
「社外新品よりも日本の中古品の方が品質が良いから」
目先の値段に捕われずに商品をよく理解して購入する様にするべきだと私は思います。
もう一度よく考えてください。
販売者様もご購入者様も
「自分の車に社外品を載せたいですか?」
太田美品通商株式会社の太田です。
本日は、先月にコンプレッサーのコアが社外品でしたので分解しましたのでご紹介したいと思います。

27.7と記入されているので1年ちょいで壊れたんでしょうね。
まぁ状況にもよるので一概には言えませんが短いですよね。
しかし、一番ビックリしたのはこの品番です。
「AKC200A277S」
これは三菱純正リビルト品専用の品番です。
要するに使用してはいけない品番になります。
本来「MITSUBISHI」の記載もダメなのですが、あえて「MITUBISHI」にしてあることでクリアしているのでしょうか?
まぁ細かいですが、AKC200A277はMODELは「MSC90TA改」となります。表記では「MSC90TA-S」とされています。
三菱純正リビルト品はこちら


三菱純正リビルト品のラベルは緑です。
決してシルバーでは有りません。

とりあえず純正品と社外品を並べてみました。
違いは一目瞭然、配線の取り回し、温度センサーが全く違います。
それでは分解していきます。
まずはマグネットクラッチから分解します。

やはり社外品の方が作りが雑ですね(汗)
そりゃ故障するわって事です。
しかもコイルに信じられない文字が(笑)

え?12Vですか?
このコンプレッサー
24Vなんですけど(汗)
意味がわかりません
表記が適当なのかどうかわかりませんが12Vと記載されていました。


中身が全く違います。
このコンプレッサーはスクロール型のコンプレッサーなのですが、社外品のコンプレッサーは昔のSANDENタイプのスクロールを使っているみたいです。
外観だけではそこまで違いがわからないかもしれませんが、内部は全く違うコンプレッサーになっています。
しかしこれのどこが「MSC90T」モデルなのでしょうか・・・
内部も含めてのモデル型式なのですが(汗)
ある意味詐欺に近いんじゃないでしょうか?
もし、自分が乗っている車にこんな商品が装着されたら絶対イヤですけどね(汗)

シャフト
ベアリングの作りが悪いのでベアリングの球が浮いています。
ベアリングの球が浮いた事によりスムーズに廻らなくなっています。
要するにこのコンプレッサーは、シャフトのベアリングの作りが悪いので、ベアリングが破損し、
シャフトが回転できなくなった事により焼け付いたって事です。
しかし、リビルト業界の常識として、「ロック、焼け付きは保証対象外」となっています。
ですので、万が一1年未満で故障していてもノークレームという判定でメーカーは保証してくれないのです。
「製品不良なのに保証が受けられない」
これっておかしくないですか?
まぁ純正部品を使っていればやはり、ロック、焼け付きは保証対象外となるのは理解できます。
中国や台湾等の外国で製造された商品にそれを適用するのはいかがなものかと思います。
そして、大抵のお客様はこの商品が、コピー品と知らずに使ってしまっている。
また、販売する側もコピー品と説明せずに販売している業者様も多いです。
よく、ヤフオクでも「新品」と記載されていますが、純正新品の様に見せかけて社外新品(コピー品)を販売している様に思います。
このコンプレッサーにしても、おそらく吐出量や圧縮比なんてめちゃくちゃだと思います。
よく、純正新品が一番、社外新品が二番と言われますが、私個人の考え方としては、絶対にそれは間違っていると思います。
①純正新品 ②リビルト(純正パーツ使用) ③中古品 ④社外新品
この順番だと思います。
はっきり言って社外新品を付けるなら中古品の方がマシです
よく解体業者様の元に海外からのバイヤーさんが来るそうです。
海外には中国製の社外新品が腐るほどあるにも関わらず日本の中古品を買いに来るのです。
それはなぜでしょう?
答えは簡単です。
「社外新品よりも日本の中古品の方が品質が良いから」
目先の値段に捕われずに商品をよく理解して購入する様にするべきだと私は思います。
もう一度よく考えてください。
販売者様もご購入者様も
「自分の車に社外品を載せたいですか?」