ふそう キャンターコンプレッサー AKC200A277

AKC200A277

ふそう キャンター

エアコンコンプレッサー

コンプレッサー不良ということで連絡をいただきました。

とりあえず見てみないとわからないという事でコンプレッサーを送っていただきました。

CIMG6754.jpg

CIMG6759.jpg

わかりにくいとは思いますがラベルが縮んでいます。

これは何らかの負荷が掛かることにより高温になったことを示します。

おそらくコイルもその原因で焼けてしまったんだと推測されます。

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原因はこの真っ黒なオイルですね。

ここまで汚れていると重症です。

このオイルがエアコンサイクルを通る事によりサイクル不良を引き起こし、高圧異常を引き起こしたと考えられます。

通常オイルは真っ黒にはなりません。なにかしら原因が有ります。

その原因を追求し、取り除かなければ再発します。

また、このオイルはきっちり全て取り除く必要があります。

また、前回交換時はコンプレッサーのみしか交換していないらしく、コンプレッサー故障の原因も追求していなかったそうです。

原因を追求すると言っても実際問題難しいです。

ですので基本的にはエアコンサイクル全交換(ホースは洗浄)をオススメしています。

そうしないと、運が良ければ再発しませんが、運が悪いと再度コンプレッサーを購入していただかないといけなくなり、不要な費用

が発生してしまいます。

車の部品は消耗品です。必ず使い続けると故障します。

一時の修理費をケチる事で後々多大な事故を起こしてしまう可能性が高いです。

しっかり確かに修理費が高いと、ユーザー様には言いにくいです。

が、言いにくい事でもしっかり伝え、最善の修理をするのが本当のプロの仕事だと私は思います。

結局クレームは認められず(エアコンサイクルの不良によってコンプレッサーが潰されたので)余計な1台分を再度購入してもらいました。

デュトロ用 セルモーター 0365-502-0029「28100-78113」クレームが来ました

こんばんは。

太田美品通商㈱の太田です。

本日も残念ながらクレームが来ましたので対応しました。

ぶっちゃけこのセルモーターは、経験が無い方が作業されると大抵失敗します。

弊社の商品は修理連絡票を一緒にお付けしてしています。



製品を点検していく過程に点検する項目を記入してもらうのですが、書いてもらう理由として3つ理由があります。


① きちんと原因追求の上修理を行っているのか


② 不適切な修理をしている場合の注意喚起


③ クレーム時にスムーズに調査を行うため


信じられない話ですが、作業者が原因を追求せずに交換だけを行っていたり、距離数を控えていなかったり、

下手すると修理内容すら控えていない事が多いです。

要するに修理連絡票を書くことが出来ない作業者は、修理をしているのではなく交換のみをしている作業者です。

弊社にクレームの連絡をしてくるお客様の8割は修理連絡票が未記入の方です。



今日ご連絡いただいたお客様は、自動車部品商の方です。

転売された先のお客様は前回修理連絡票が未記入のお客様でした。

「セルモーターが悪いから代品を出してくれ」

ぶっちゃけここで何故弊社の商品が悪いと決めつけれるかが全く理解できませんが、言われたように代品を出しました。




夕方には、調査品が返ってきました。

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袋に入っていましたが焦げ臭かったので嫌な予感はしました。

ちなみに、クレーム調査依頼が未記入で空白でした。あれだけ記入をお願いしたにも関わらず未記入です。真っ白です。

メーカーであればこんな場合クレームなんて受け付けてくれません。

何が、どう悪いのか、頻度はどうなのか、どのような点検をしたのか、距離はどうなのか、全くわかりません。

これで何を見ろというのでしょうか?

まぁそれはさておき、とりあえずベンチテストを行ったら、「ウィーン、カチャ」お亡くなりになりました。

「オーバーランか…」

※オーバーランとは、セルモーターが電気やギヤによって強制的に廻され、セルモーターが焼損する事

とりあえずリアブラケットを外したらわかるので外してみます。

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ブラシが無くなっています。

典型的なオーバーランです。

とりあえず全部分解してみます。

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ブラシホルダーを外しました。ブラシ無くなってます。

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全分解

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アマチュアコイル

赤丸部分は高熱によりニスが剥がれているのがわかります。

高熱になるということは電気が長時間流れない限り起こりえません。

CIMG2986.jpg
ピニオンギア

この商品はよくリングギア不良でつき廻りによるオーバーランも発生しますが、今回のは特に異常有りません。


どこからどう見てもオーバーランですね(汗)


このままでは症状が再発するので、部品商様へその旨をお伝えしたところ


「電装店と整備屋が診断したら、電気系は異常が無い」


「オーバーランはしていない」


と言っているそうです。


いやいやいや(笑)


おもいっきりオーバーランしてるじゃないですか!?


電装店と整備屋が揃って点検してオーバーランがわからないとは正直びっくりしました。


部品商様も揃って


「自分はプロではないから説明されてもわからん」


いやいやそれは違うでしょって話です。


その商品を販売しているのであれば、


「販売している以上プロである」


当たり前の話です。


購入するお客様も素人から買いたい訳じゃありません。


念のために車輌側の再点検をお勧めしましたが


「車輌側に原因があるならば必ず再発するはず、再発しなければ製品が悪いということになる。整備屋も問題ないと言っているからそのままにする。再発しなければどうしてくれる?」


と返されました。


唖然としました。もしトラブルがあれば困るのはドライバー様であり、点検するべきとお伝えしましたが聞き入れられませんでした。


弊社の商品を信用していないのであれば、なぜ弊社の商品を購入したのでしょうか?


はっきり言って弊社はこういう部品商様への販売は極力避ける様にしています。


皆様も部品をご注文する際は、「プロ」にお願いする事をお勧め致します。


まぁちょっと愚痴っぽくなりましたが、こういう業者様もいるのだなということがわかってもらえると嬉しいです。

いすゞフォワード用 コンプレッサーのクレーム

こんばんは。

本日二度目の更新となります。

先日、フォワードのコンプレッサーが動かなくなったということで連絡受けていたコンプレッサーを調査をしました。

447100-1500 デンソー製 ベーンタイプのコンプレッサーです。

ぶっちゃけこのコンプレッサーはサイクル不良でトラブルの起きやすい品番だったのであらかた予想はしていましたが…

11 - コピー

見ただけで焼けているのがわかるレベルです。

6.jpg

サーマルセンサーがここまで吹っ飛んでるのはなかなかお目にかかれません。

よっぽど圧力が掛かったのでしょう。


とりあえず分解していきます。

しかし分解前から焦げ臭い(泣)

Z (2) - コピー

クラッチ部分です。完全に焼損しています。

Z (5) - コピー

分解完了です。とにかくオイルが真っ黒です。

完全にサイクル不良です。

※サイクル不良とは、エアコンサイクル内で圧力が上がり過ぎて高負荷がかかり、ガス漏れやコンプレッサー焼け付き、ロックを起こす症状です。原因は色々有りますが、コンデンサーの詰まりや、コンデンサーモーター不良、エアコンガスの入れすぎ、金属片等の混入等、他にも多様に原因はあります。

とにかくここまで真っ黒になっているとエアコンサイクルをきっちり交換しないと再発してしまいます。

Z (3) - コピー
フロントヘッドとリアブラケット

真っ黒です。


Z (4) - コピー
ベーンローター

ここまでの症状が出てしまったら、このコアも使い物になりません。

このお客様は修理屋に修理してもらっているそうですが、ここ最近クーラーサイクルをよく理解せずに修理を行っている業者様が増えました。
はっきり言って、ここまでの状態まで焼損させるのはエアコンサイクルを理解している作業者ではあり得ません。

修理というのは不良箇所を見つけ、故障した原因を追求し、交換修理を行うのであって、エアコンが効かないイコールコンプレッサー不良と決めつけてしまう作業者が増えてきていると思います。

また、ここまで酷い状態をクレームといいユーザー様にコンプレッサーが悪いと説明する修理屋ってどうかと思います。

それはさておき、お客(ユーザー)様にはこの状態ですと、もちろん保証云々の問題ではなく、今回代品で送らせてもらったコンプレッサーもそのまま使うと同じ症状になりますとご忠告をさせていただきました。

作業者の技術が無いとユーザー様に迷惑がかかり、不要な費用もかかります。

修理をご依頼される場合は、なぜエアコンが効かないか、なぜコンプレッサーが故障したのかきっちり説明でき業者様へ依頼する事をお勧め致します。


おそらく、このままですと再発すると思いますが、きちんと対応してくれたと信じてお客様が安心してお車の運転ができることを祈っています。






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ootabihin

Author:ootabihin
自動車電装品の修理及び販売をしています。

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